「雑はダメじゃない」
NANDARA展がついに終わった。
終わったのかな。
まだあまり実感わかない。
とにかく1週間でのべ約50名もの方々にご来場いただけるとは思いもよらなかったし
RIPさんファンの方から、はじめてNANDARAに出会う方、はじまるやも何もかもはじめてなのに、来てくださる方もいらしたり、
遠く県外からもたくさん来てくださって、本当にうれしかった。
開催できてよかった。
RIPさんをはじめ、関わってくれたみなさまに感謝です。
ありがとうございました。
さて、裏話です。
とにかく前日までバタバタで準備が間に合わず
「「片付いてない、どうしよう」というセリフを当日までに3回くらい聞いた。もうこれは片づける気ないな・・・と思った。」とRIPさんにいわれるくらい
自分のアタマが思考停止状態になった後の、「素の自分」で。
「ようこさんって、ほんと、雑ですよね~」って。
ああ、他人にこんなにはっきり言われたことない。
いや、そうですけど・・・ちょっとさ、恥ずかしいなあ・・・
かっこつけてるだけの、本当の自分をさらしてしまってる。
いいふりこきな自分。
その通りです。
取り繕いたいくせして、
私はテンパってくると
どんどんその場に居れなくなって、完了しないうちに何か他のことをしたくなってしまうみたいで、そこが、部屋が散らかる原因でもあり、物事が雑になるのだった。
そしてそんな自分を知っていたから、がんばろうとするんだけど
結局できなくて、落ち込む。自分はダメだ。と疲れてばかりいた。
けれど彼はこうも言った。
「雑ってダメってことじゃないと思うんですよ。だめと決めてるのは自分ですよ。僕は今、手をかけてたものをほおって次に行くのって、逆にそこにすごい集中力を感じる」
すぐにはよくわかんなかった。今まで自分にはない考え方だったので。
丁寧にやること、きちんとやることがいいことで、そうじゃないのは悪いことと思っていたから。
雑がダメじゃないという考え方は私にとって、違う目線。
気が散りやすいとか、衝動的になってしまうとか、思いつきの行動ばかりというのは
悪いことではないんだ・・・
誰かに丸ごと肯定してもらうと、自分を責めなくて済むと、とても気が楽だ。
だいたい固定概念で縛られて、これはダメ、あれはいい、と判断しながら
やってきて、そうじゃない自分を恥じたり、裁いたりしてきた。
自分も人も。
丁寧にやるのもいいし、雑にやるのもいいし、その人の持ち味でいい。
なじんでる方を選んでるけど、たまには違うほうもやってみたりしてさ。
今日、バイトに久々に出て
ちょっと店がこんできたときにテンパりそうになる自分がいた。
ここでふと思い出して
あえて、ゆっくり歩いてみたり、注文を丁寧に繰り返したり、きちんとお釣りを数えたり、少しだけ意識するようにしてみた。
あれ?いつもより疲れないし、大丈夫だ。
たぶん、ほとんどは
状況に対して、コントロールしようとし過ぎて自分で自分を苦しめているんだという気がする。
自分の癖。
目線を変えるということ。
意識の持って行き方。
日常の中に、たくさんチャンスが転がってるんだ。