はじまってるB面日記

はじまるや店主の日々の気づきです

はじまりの日

11月11日11時

11はゲートです。

古い自分にサヨナラして 新しい自分にこんにちは。

 

そんなことを意図して

はじまるやでは

「はじまりの会」をはじめました。

 

 

人前で何かをやるのが怖い自分が

ずっといました。

ずっと小さなころから。

明朗快活ないとこたちや、元気なクラスメートたちに気後れして

いつも隅っこで「いいなあ・・・」ってみてるような

おとなしい子でした。

 

大人びていたわけじゃないのですが

とにかく前に出れなかったんです。

 

恥ずかしい気持ち…これがどこから来るのかわからないけど

自分にとにかく自信がなくて

こんなんじゃだめだって常に思って生きてきました。

 

歌ったり踊ったりするのが好きなくせに

人前ではやらない。

どう思われるかが怖いから。

見られるのが怖くて

できない。

本当の姿をさらけだせない。

どうしてもかっこつけてしまう。

 

だからうまくなってからとか、

自分に許可を出すジャッジがものすごくきつくて

何事もはじまらないのでした。

 

そんな自分、もう手放したい。

もういい加減、新しくなりたい。

そう思って、数年前から日記を書いていたので

文を書くことから自己表現してみようと

FBをやりはじめたり、文章教室に通ってみたり、

自分をさらけ出す練習をしてきました。

 

最近、ようやく本音を書けるようになってきたと思っていたけれど

まだまだ表面のきれいなことしか書いてないなあ、とにかく文章には限界があるなあと

感じていました。

 

もっと、いろいろ感じている自分を外に出したい。

飾らずにそのままの内面をかっこつけずに出してみたい。

 

はじまるやをはじめてから

徐々に変わってきたことだと思います。

 

はじまるやではいつも

そうやって本当の自分を出す練習をしてきたんです。

感じるままに自分と対話しながら描くことで解放されていく「NANDARAのワークショップ」

聴かせるための声ではなくて出る声を響かせる「本当の声のワークショップ」

 

どちらも内なる自分をそのまま飾らずに出すことを

教えてもらいました。

 

今回、

私はただ、自分がほんとうにずっとやってみたかったことをやるために

「はじまりの会」を企画しました。

自己中でごめんなさい。

 

「インスピアノ」

気分を落ち着かせるためとか弾きたいときに

まったく楽譜を見ずにでたらめでピアノを弾くのですが

即興というよりは鼻歌のような感じで

でたらめ弾きなのですが

一番楽しいのです。

「インスピレーションピアノ」略して「インスピアノ」と呼んで

プレイしてました。

 

鼻歌をだれかにきかせるのって恥ずかしくないですか?

あんな感じです。恥ずかしくない人もいるかもしれないけれど

わたしは、とんでもなく恥ずかしいです。

これを人前でやれるようになりたかったんです。

はじめはやはり曲っぽくかっこつけたメロディなのですが

途中からひたすら自分の聴きたい音を鳴らし始め

気持ちよくなります。

 

その時の自分の感じていること、感覚と、音の調べが

ぴったりあったときに何か癒しが起こるようなのです。

 

今回やってみて

私のピアノを聴いて、ほかの人はどう感じるのかしらとはじめは気にはなりましたが

感想はほとんどあってもなくてもいいという感じになりました。

 

とてもリラックスしたといってくれた方もいました。

けれど、本当に

ああ、出せたなあ。。。という満足感で完結してしまい

他人様の感想は必要なくなってしまいました。

 

あんなに、人目を気にして、

評価が怖くて今までやらなかったというのに! 

 

今回

人前で初めて、その場で、絵を描くということにチャレンジした人がいました。

終了後、ふたりでインスピアノの連弾もしました。

彼女の感想をのせます。

 

「昨日は勇気をもって踏み出してみたらいろんな気付きをもらった、

とっても素敵な時間でした。

インスピアノも絵を描くことも、もう、怖くないです。

本当に好きなこと、好きな気持ち、思い出せて嬉しかったです。

またすぐにでもやりたい!

一歩が、おっきかったですね。

たった一歩なのに、怖くても一度踏み出したら

もう次の足が勝手に出てくるんだなあって思いました。 」

 

 

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描きながら、こういう自分もいるんだなあ、

でもここ突破すると自由だなあとか

いろいろ感じたみたいです。

 

私も弾きながらすごくいろいろ感じてました。

面白い。

あとは2歩目を楽しむだけですね。